商品情報
■エグゾーストマニホールド
中低速からのトルクアップを狙った等長3-1レイアウト。集合部分までの寸法を量産仕様より長くすると共に、合流部の角度を狭めて高回転時に発生するブローダウン現象(排気逆流)を防止している。アクセルレスポンスを向上させている。職人技を駆使したSUS304ステンレスのルックスも魅力である。 >>もっと詳しく
<主な仕様>・完全等長3-1レイアウト ※マキシムワークス製
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排気流速を高め、トルクを向上させる完全等長レイアウト。
エンジンの仕事について確認しておこう。基本は、ガソリンが持っていた化学的エネルギーを熱エネルギーに変える工程と、そのエネルギーを機械的に取り出す作業。動力性能という面では、前段のプロセスが重要なのは言うまでもない。そして、それをつかさどるのが、一連の空気の流れである。だから、空気の入口と出口の設計では、流体力学が必要なのだ。で、本論だが、そういう意味では、実は、出口の方が設計は難しい。圧力も温度も高いし、当然だが流速も速い。だから、どうしても抵抗がかかる。その上、爆発タイミングによる脈動という難物もある。特にエンジンの直後に位置するエグゾーストマニホールドでは、これらの課題が集中して襲うのだ。だから、その効果的なチューニングが問われるという次第である。
私たちの基本設計は低中速からのトルクアップを狙った4-2-1(RX-8用は3-1)レイアウト。個々のエンジンの回転数やオーバーラップ特性を考慮し、集合部分までの距離を量産より長くすると共に等長化。さらには合流部の角度を狭めて高回転時に発生するブローダウン現象(排気逆流)を防止。また、1本部への結合部は放射形状とするなど排気流速を高め、エンジンの素性を伸ばす出力特性を獲得した。総削り出しフランジ、バックシールド製法TIG溶接など職人技を駆使したステンレスの機能美も魅力だ。